2014年06月15日

『石巻の魚』と『中間貯蔵施設説明会』

「石巻の魚が食べたい!」

そのリクエストを受け、私が相談したのは石巻市渡波の水産加工会社『山源水産』を経営する内海さん。
内海さんは、震災で工場やいくつか所有していたアパートなどを失ったのですが、再建に向けた最初の工場の掃除をお手伝いさせていただいたご縁で、時々一緒にご飯を食べる仲のいいおじさん、いやお兄さんです。

内海さんと出会ったころの様子
http://japan-csa.seesaa.net/article/235401938.html

今では、見事に工場を建て直し、事業を軌道に乗せなおすことができました。

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山源水産の工場の壁には工場の再建に協力してくれた方々の寄せ書きがあります。

一緒にご飯を食べるとき、大抵が内海さんの家でごちそうになるのですが、いつも市場からその日仕入れた魚を内海さんが味付けをしたものをいただきます。その料理の美味さが半端ないのです。

内海さんなら品定めを外さないと確信していました。

今回、内海さんが手配してくださったのは

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ヒラメ
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アカガレイ
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7日、6時前頃に山源水産に魚を引き取りに行った時、ちょうど内海さんが市場に出発する頃だったので、せっかくなので少し市場を見学させていただきました。石巻に3年住んでいますが、初めてです。

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岸には漁船が所狭しに泊まっていました。

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テント地で仕切られた広大な仮設の市場は、
今、石巻の市場は、端から順に建設されています。

石巻の漁業が少しずつ前に進んでいる、そんな姿を垣間見たような気がしました。

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仮設の市場

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この日は、J-tipsの信楽さんも市場の見学ご一緒されました。
J-tipsさんは、今石巻をHqppyにするための活動をひそかに推進しています。。。

ということで少し寄り道もありましたが、7時ごろ石巻を出発しました。

途中、ほどよく休憩をとりながら、加須に向かっていきました。

14時頃にふれあいセンターに到着しました。

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「魚、持ってきたよー」

みなさん、集まってきて魚の大きさと量に驚いていました。

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「こんな立派なヒラメ見たの久しぶり!」

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早速、ヤナイさんがマイ包丁をカバンから取り出し、奥のキッチンで魚をさばき始めました。

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そうしている間に中間貯蔵施設建設の説明会へ出発の時間になりました。

保寧寺の住職さんが車を貸してくださり、それを加須の清水さん、東京から森田さんって有志の方がドライバーとして名乗りを上げてくださいました。私は、長距離運転で疲れていたということもあり、2台の車を1台は清水さんが、もう一台は森田さんが送迎することになりました。
以前から足しげく加須に通い続けているリコさんがそのあたり、いろいろと手配をしてくださいました。とても頼もしいです。

時間になると皆さん集まってこられ、キヨも秩父から駆け付けました。

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車で約30分ほど走ったところに会場の久喜市菖蒲文化会館に到着しました。

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私は送迎だけで、説明会が終わるまで外で待っておこうと思っていたのですが、傍聴人として参加させていただけることになり、双葉町の皆さんに混ざって説明を聞かせていただきました。

会場には100数十人位の方々が集まり、政府側は環境省を中心に、復興庁、資源エネルギー庁、あと福島県庁が来られていました。

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最初、環境庁の中間貯蔵施設の責任者の方から説明を30分ほど行い、質疑応答が行われました。

町民方々は、次々に手を挙げられ、行政側に質問というよりも不満を伝えられました。

今まで説明や許可を伺う機会を作らず、建設される事が前提で説明会が行われていること
会場に東電がいないこと、
県外に廃棄物が移される30年後には、町民の大半の方がもういない中、政権や担当者も変わっている中、まともにそれがなされるとは思えないということ

中間貯蔵施設についてだけでなく、

加須に復興公営住宅を建設してほしい
国の放射線についての基準など信用できないといった要望や意見も伝えられました。

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そんな中、

現実的な話として、中間貯蔵施設の建設は仕方ない、それよりも町民の方々の生活のケアについてもう少し具体的な話をしてほしい

といった事をおっしゃっていた方がお一人いらっしゃいました。

中間貯蔵施設に反対だという大半の意見の中、勇気ある発言だと私は思いました。

実際その発言の時、それをよく思わない町民の方の声も聞こえてきました。

こうした意見の相違なども町民が分断されるといった意見もありました。

町民側からの意見が終わらず、終了予定時刻を30分すぎたころ、ようやく説明会が終了しました。

ふれあいセンターに戻り、少し歓談した後、この日は加須の保寧寺に泊めていただきました。

今回、双葉町の方々の置かれている状況をや気持ちを少し垣間見ることができました。
また、双葉町の方々だけでなくそれをサポートする加須の人たちとも触れ合うことができました。

自分史を書き残す直接的な活動は行わなかったのですが、この場所の方々と共に取り組みを進めるうえで、とても大切な訪問だったと思います。

※ちなみに魚は、双葉町の皆さんで後日美味しく召し上がられたそうです。

【河北新報:中間貯蔵、渦巻く不信 福島・大熊、双葉住民説明会】
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140612_63010.html
posted by 『3月10日』制作室 at 21:39| Comment(0) | 『3月10日』制作室とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月02日

石巻から加須へ!-中間貯蔵施設説明会と石巻の魚-

5月30日、いつものように10時前に加須駅に集合しました。

双葉せんだん広場は今日は朝から打ち合わせで使用できないということで、ごろぉさんと木原さんと3人で、完成まじかの林日出子さんのご自宅に伺いました。

日出子さんは、とても気さくにご自宅に招いてくださり、最終チェックを行いました。

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いくつか修正箇所を確認でき、ようやく本製本の段になりました。

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ちなみにごろぉさんは挿絵と製本の担当。
こんな感じで打ち合わせの上、自分史の中に挿絵を入れています。
(日出子さんはチューリップが大好きということで、目次のところにチューリップを入れています)

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こんな感じで細かいチェックを原稿に入れながら完成に向けて進めています。

さぁ、日出子さんの自分史は6月中旬ごろ完成予定です。

日出子さん、ご飯とデザート(スイカ)まで準備してくださっていて、ありがたくごちそうになり、楽しくお話している中で

「他の地域の沿岸部の被災地を私見ておきたいの。石巻に連れてってもらえないかしら?」

という話になりました。

もちろんウエルカムです。

日出子さんのお友達数名を石巻にご紹介したいと思います。
双葉町と石巻の交流が始まったりしてもいいなと思ったりもします。

日出子さんの次は、原稿をどんどん書き進めてくださっている森さんの様子を
伺いに双葉せんだん広場に行きました。

今日は打ち合わせということを聞いていたので、挨拶にだけ伺いました。

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ご挨拶すると、

「来月までに書いておきます。」

と、森さん手作りのおまんじゅうを1個いただきました。

おまんじゅうをいただきながら少し待たせていただき、秩父市議になったばかりのキヨ(清野)が合流しました。
選挙で忙しく、双葉になかなか来れずにいたのですが、今日ようやく時間を調整して合流することができました。

4人で加須ふれあいセンターに伺いました。

【加須ふれあいセンター】
http://kazofureai.com/

こちらは、加須の地元の方々が双葉町の方々をサポートするためにコミュニティスペースを運営されていらっしゃいます。地元の合唱団などと連携しながら、地域の垣根をなくしながら、名前の通り、ふれあいの場所を作っています。

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私たちもいらっしゃる方々と触れ合おうと思い、訪ねてみました。

民族衣装のような服装だったキヨが、パリッとしたシャツで訪れたことに皆さん驚きながら楽しくお茶会が始まりました。

双葉町で有機農家を営んでいた藤田さんは、加須に移られて、以前のような本格的な農業はできないので、ご夫婦で手に職をつけようと、『整膚』という体中の皮膚をつねる整体の資格を取得し、このスペースを活用してされていらっしゃいます。

さっそく(リコさん)木原さんが反応して、施術を受けていらっしゃいました。

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私も高速バスの移動などで腰が辛くなっていたので、その後にしていただきとても心地よく夢の世界に行ってしまいました。
これから加須に来るときは、毎回お願いしようと思います。

関心ある方は、加須ふれあいセンターに直接問い合わせしてみてください。
Tel 0480-31-9511


私が整膚の夢の世界から戻ってきたころ、中間貯蔵施設が双葉町にできることへの政府の説明会が久喜で行われるという話題になっていました。

中間貯蔵施設についてはぜひこちらを一度ご参照ください。

【NHK 中間貯蔵施設の説明会 懸念相次ぐ】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140531/k10014875011000.html

ここで話に上がっていたのは、

「大事な説明会にもかかわらず、なぜ加須ではなく久喜で行うのか」

ということでした。

車を運転されないご高齢の方々は参加されないと言っているようでした。

日出子さんもご飯を食べながらそんな話をされていました。


ということで、こちらで車を一台出すことにしました。
石巻にある8人乗りの『てんぷらカー』(日本カーシェアリング協会)で送迎を行うことにします。

その話をしている際、『石巻から』という言葉に、反応され

「美味しい魚を食べたい、と双葉町の方々がおっしゃるんです」

という話になりました。

福島の方々は震災前は、新鮮でおいしい魚と共に生活されていました。
それが埼玉県の内陸に移住し、食生活が大きく変わったので、特に
高齢の方にとって、そのことはとっても大きなことなのだそうです。

実は、過去3回、石巻から魚を持ってきてほしいと、このふれあいセンター
でリクエストいただいていて、バスから通う私は対応することができないで
いるのでした。

そこで、その場にいた元漁師のヤナイさんというおじさんが、

「俺がさばいてやっから!どんな魚でも任せとけ!」

という感じになりました。

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ということで、てんぷらカーで石巻の魚を加須まで運び、
その足で久喜まで皆さんを乗せていくことになりました。

これも、日出子さんとの話のように石巻と双葉町の交流の一つになればと思ったりしています。

更に石巻へ戻る際に、日出子さん達を乗せて・・・までは、そこから
加須までお送りする便がなかなか都合つけられないので次回に持ち越すことにします。
(もし誰かご協力いただける方が現れたならそこまで実現します)

さて、久喜までは車は数台あった方がいいと思います。
石巻から加須までも交代で運転できる方がいれば、助かります。

もしお手伝いいただける方がいればご連絡ください。


☆自分史づくり・サポーター募集☆
自分史をつくるのためのサポーター(インタビュー、テープ起こし、編集、挿絵、写真、製本、デザイン等なんでも)を募集しています。
関心がある方は、 info@20110310.org までメッセージ下さい。

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<『3月10日』制作室 口座>
ゆうちょ銀行:記号18130 番号24550271
ゆうちょ以外:ゆうちょ銀行店名 八一八(ハチイチハチ)店番818
口座番号2455027 口座名 『3月10日』制作室
posted by 『3月10日』制作室 at 12:44| Comment(0) | 双葉町 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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